かぐや様は告らせたい

【かぐや様は告らせたい】最終回(271話)のネタバレ感想・結末以降の展開も考察

今回は『かぐや様は告らせたい』の原作コミックが完結したため、最終回(271話)の感想をネタバレも含めて紹介します。
また、最終話以降のかぐやたち生徒会メンバーたちがどのような展開を迎えるかについても考察してみます。

『かぐや様は告らせたい』とは

【かぐや様は告らせたい】最終回(271話)のネタバレ感想・結末以降の展開も考察出典:「かぐや様は告らせたい」公式サイト

『かぐや様は告らせたい』は2015年5月からミラクルジャンプで連載開始された後、ヤングジャンプへの移籍連載も経て、三度ものTVアニメ化まで果たした大人気漫画です。

そして2022年11月2日に発売された週刊ヤングジャンプ49号で掲載された271話目で最終話を迎えたことで7年半にも及ぶ長期連載も完結を迎えました。

しかし、アニメの方では3期が放送終了した後も新作劇場アニメ『ファーストキッスは終わらない』が2022年12月17日から上映開始されることまで発表されているため、作品そのものの人気はまだまだ続きそうですね。

『かぐや様』最終回(271話)のネタバレ感想

【かぐや様は告らせたい】最終回(271話)のネタバレ感想・結末以降の展開も考察(週刊ヤングジャンプ2022年49号/集英社)

まず『かぐや様』最終回(271話)の内容を感想やネタバレも含む形で紹介しながら振り返っておきましょう。

かぐやの卒業式を見守る白銀会長

原作267話(27巻に収録)の時点で留学のため、アメリカへ旅立っていった白銀ですが、かぐやの卒業式を見届けたい思いで一時的に帰国してきました。

父親の車で秀知院学院に到着した白銀ですが、後ろめたい気持ちもあり、どうやって体育館に入ろうか悩んでしまいます。
そんな彼に助け舟を出してくれたのが大林先生であり、先生からのご厚意のおかげで体育館の側面の窓側からかぐやが卒業証書を授与する瞬間を見届けることができました。

一方、遠くから見ている白銀に気づいた理事長もかぐやに促す形で機転を効かせてくれます。
理事長の仕草のおかげで、かぐやの方も白銀の存在に気づけました。
かぐやもまた、白銀の方に向けて自分の卒業証書を高々と持ち上げながら見せてくれたのです。

かぐやと白銀の「告らせたい」気持ちが次のステップへ進んでいた

卒業式が終わった後には2人きりで生徒会室へ入りますが、かぐやと白銀による「告らせ作戦」は既に次のステップへと進んでいました。

既に恋人同士として付き合っている2人ですが、今度は自分たちの結婚に向けての「相手からプロポーズさせる作戦」を脳内で練っていたのです。
かぐやの方が如何に「白銀の方からプロポーズさせるか?」と思考を張り巡らす一方で、白銀の方は「いつ結婚すべきか?」ということで悩んでおり、最終話までかぐやと白銀による食い違いがなくなることはありませんでした・・・。

白銀会長も秀知院の生徒たちから祝福された

生徒会室から出ると、秀知院学院を中退した白銀を大勢の生徒たちが祝福してくれます。
さらに理事長からも生徒たちの前で「白銀のための卒業証書」をくれました。

ハーバード大への留学という誉れ高い理由であっても秀知院を中退した白銀にとっては少し後ろめたい思いもありましたが、彼もまた理事長から卒業証書を授与しました。
中退した白銀の分の卒業証書まで用意されていた点には少しご都合的な感もありますが、理事長もまた白銀が卒業式の日に帰国してくるであろうと見抜いた上でのご厚意だったと捉えるべきですね。

そして白銀も卒業証書を受け取った後には藤原書記ちゃんや石上、ミコと生徒会メンバーも駆けつけては、皆で打ち上げに行くところで『かぐや様』の物語は大団円を迎えました・・・。

『かぐや様』最終回(271話)以降の展開を考察

【かぐや様は告らせたい】最終回(271話)のネタバレ感想・結末以降の展開も考察(週刊ヤングジャンプ2022年49号/集英社)

最終話はまだ続いていくかのように思えそうなほど、サラリとした結末で幕を閉じた印象が強いですね。
このような内容や結末の影響で、かぐや達の卒業後をテーマとした続編が描かれることに期待する読者たちも多いようですが・・・
原作者の赤坂アカ先生がインタビューで「本編のその後(大学生編や社会人編)をやる予定はない」とハッキリ断言されていました。

そのため、かぐや達の卒業後に迎える展開や人生においては読者やファンたちの中で考察(または妄想)しながら描いていくしかありません。

このような予想による内容は読者1人ごとに違くなるものですが、私自身もかぐや様たちの幸せを願いながら、最終話以降に迎えそうな展開を簡単に考察してみました。

かぐやと白銀は大学卒業後に結婚する?

連載開始時の第1話から熱心に読み続けてきたファンにとって、最も気になるのが「かぐやと白銀はいつ結婚するのか?」という疑問だと思います。

最終話の中で白銀は「40歳くらいを目標に」と考えていましたが、あと20年以上も待たされるとなると、かぐやの方が絶対に納得できないでしょう。
白銀の方も大学卒業して父親の会社を立て直すという目標に立てているため、その気持ちも分からなくはないですが、40歳ではさすがに遅すぎますよね・・・。
さらに自分の兄が40歳まで未婚となると、妹(圭ちゃん)からも非難の声ばかりあげられる光景も目に浮かびます。

かぐやも秀知院卒業後には白銀と同じハーバード大に行くことが決まっていましたし、一緒に大学生活を送る中でかぐやの方から上手く言い包めた末、大学卒業後に結婚する可能性が高いと思います。

そうなると今度は白銀の方が完全に納得できない中での結婚となりますが、父親の会社に関しては結婚後にゆっくり進めていくこともできますからね。

石上優とミコちゃんも一度は恋人同士になる?

かぐやと白銀以外にも「石上優とミコちゃんも恋人同士になれるのか?」と考えている人も多いと思います。

始めは犬猿の仲だった2人も生徒会での活動を共にしていく中で少しずつ解り合い、お互いに好意を抱き始めていたたため、2人が3年生になった年に一度は恋人同士となって結ばれると思います。

しかし、かぐやと白銀のケースとは違い、このまま結婚までゴールインできるかと言われると話は別です。
実際に恋人同士となれても、この2人は「自分の目指す道」があまりにも違いすぎます。
ミコは母親と同じ弁護士を目標に頑張って勉強を続ける一方、石上の方は父親に恵まれ過ぎていることで「将来は社長かニート」という選択肢で考えていました。
そんな石上も一時期はツバメ先輩のために勉強を頑張っていたものの、告白しても振られて終わりましたからね・・・。

このような目標や価値観の大きな違いから、お互いの恋愛観の食い違いにもつながってしまい、受験や卒業時には別れてしまうのではないでしょうか?
しかし、完全な決別とまではならず、別れた後も本編の生徒会の時のような“つかず離れず”な友人関係が続いていきそうですね。

藤原書記ちゃんは政略結婚する可能性が高い?

かぐや達と違って本編では一度も恋人ができずに終わった藤原書記ちゃんですが・・・
おそらく卒業後や大学生になっても本命の恋人はできず、政治家の父親が決めた男性と政略結婚して優雅な生活を続けていそうです。

藤原自身は、その可愛い容姿やグラマーさで男子生徒たちからの人気は高かったものの、彼女のマイペースな性格や独特な性質についていける男性はなかなかいないはずですからね。

早坂が結ばれそうな相手とは?

ストーリー後半でかぐやのメイド業を辞めて自由の身となれた早坂の場合、最終話以降からが人生や青春の本番が始まるはずです。

しかし、早坂の恋人候補は本編の中で登場した男性キャラではないでしょうね・・・。

まとめ

今回は『かぐや様は告らせたい』の最終回(271話)の内容をネタバレも含めて紹介しました。
また、最終話以降のかぐやたち生徒会メンバーたちがどのような展開を迎えるかについても考察してみました。

現時点では最終話以降の物語が描かれないことが発表されている点で残念ですが、7年半におよぶ長期連載を続けてこられた赤坂アカ先生に心を込めて「お疲れ様でした!」と言いたいですね。

とはいえ、赤坂先生の場合、同じヤングジャンプで連載中の『推しの子』の方がまだまだ続いているため、完全に休める日はまだまだ遠いとは思いますが、お身体に気をつけながら『推しの子』も最終話まで駆け抜けていっていただきたいです。